痔ろう(痔瘻)の自然治癒

2016/08/31 2020/03/22

痔ろうを自然治癒させるには、いつかの条件があります。
私は、痔ろうになってすぐに病院に行きそこの医師に自然治癒の可能性について聞きました。（その病院は私の近所ではそこそこ有名な肛門科です)医師の話ではある条件を満たせば４割くらいの人は自然治癒（ここでは手術以外の治療行為を指す）する可能性があるということでした。

私が行った痔ろうの治療をまとめておきます。

ある条件は以下の様な条件になります。

肛門周囲膿になったばかりの状態であること

肛門周囲膿とは、肛門の周辺に膿袋できている状態をいうようです。痔ろうに悩む方なら経験があると思いますが、膿袋が破れる前に相当な痛みがあったと思います。だいたいの人は、肛門周囲膿が腫れた痛みに耐えられなくて受診をする方が多いようです。

もし、肛門周囲膿がもう破れて穴が空いている方は直ぐに病院にいった方が良いです。ちなみに私は胃腸風邪→切れ痔→肛門周囲膿→痔ろうという経過を約２ヶ月半かけて移行しました。約２ヶ月後に痛みに耐えられなくなり病院を受診し、その時にはすでに肛門周囲膿は破れて痔ろうになっているという診察結果でした。

そんな条件でしたから、放置された痔ろうでは無いが自然治癒の可能性は下がっている状態だったようです。しかし、まだ薬にて治る範囲かもしれないということで治療をすすめることになりました。

下痢便秘の状態を極力作り出さない

下痢や便秘は肛門の状態を確実に悪化させます。私の家系は三代にわたって誰かが痔になるというある意味痔のサラブレッドですが、共通して言えることは全員、胃腸が弱く下痢や便秘を慢性的に抱えているということです。私は元々ストレスを感じるとすぐに下痢になるという残念な体質に加え、脂っこいものを食べたら翌日は確実に下痢をしてしまう子でした。

人によってはこの条件のクリヤーは容易かもしれません。私にとっては、この条件をクリヤーする為に、医師の指示に加え以下の様な取り組みを行いました。

- 腸内環境を整える
  まずは、R1を毎日食べることにしいました。これにより便通は良くなり下痢もあまりしなくなりました。（余談ですが、花粉症の症状も緩和されたようです）
  R1のコストは相当なものでしたが、腸内環境を整えるとここまで下痢が改善するのかとテンションがありました。
- 油物、辛いものを控える
  居酒屋メニューが大好きな私ですが、極力油物と辛いものを控えるようにしました。
  ちなみに、痔ろうになる方はぽっちゃりしている方や肥満になる方が多いそうです。かなり食生活が影響している病気だと感じました。
- ストレスを抑える
  これに関してはかなり難しかったです。なぜなら、私は痔ろうになった当時、転職によって職場を変わったばかりにもかかわらず胃腸風邪になり、速攻で欠勤してしまったからです。なので、痔ろうの手術をさせてくださいなどとは口が裂けてもいえませんでした。。。ということで、軽い鬱に使われるエチゾラム（デパス）を個人輸入して飲んでいました。
- 禁酒
  居酒屋が大好きな私に最も辛いことでした。。。ある意味これがストレス担っていたと思います。
  ここを読んでいる方なら分かると思いますが、お酒が回ってきたあと、肛門が脈をうちはじめて徐々に痛みが・・・。
  この状態は、痔ろうを自然治癒させるにあたって良くないということでした。
- 和式トイレに座らない
  これは、想像が付くと思いますが、かなり肛門に負担がかかってしまいます。できるだけ肛門に力を入れる時間を短く、かつ長くトイレにすわらない様に心がけました。
- ウォッシュレットの使用には気をつける
  公共のお手洗いにはあまり衛生的ではないトイレがあります。居酒屋の男女共用のトイレとか、怖いですよね。女性のビデと共用なので、血液がついている恐れもあります。